学習の順番は、「宅建業法」→「権利関係」→「法令上の制限」

前のページでは「過去問を中心に推理せよ!」と書きました。過去問ばかりについて熱く語ってしまい、基本テキストのことがおろそかになったと反省しています(-。-;)。

基本テキストは大切でしょうか?大事です、すっごく大事です!過去問が宅建の勉強の中心にあるという持論は変わりませんが、専門用語の詳しい解説などは、やっぱりテキストで覚えないとダメです。そこでこのページでは、テキストをどのように活用していったらいいのか、お話ししたいと思います。

2~3行回り道をしますが、過去問は基礎知識がなくても読み進めます。しかし基礎知識がないと正解はできません。そして基礎知識のみなもとは言うまでもなく基本テキストにあります。それでは始めましょう!

宅建の主要科目は、「権利関係」と「宅建業法」と「法令上の制限」の3つです。この3つの基本知識を押さえていれば合格ラインの70%はクリアできます。
市販テキストの編集では、上の3つについての順位づけはさまざまですが、私としては、
「宅建業法」→「権利関係」→「法令上の制限」
の順番で勉強することをお薦めします。

宅建業法

なぜ最初に、「宅建業法」から入った方がいいかといいますと、例年この分野からの出題が多く、しかも宅建業法は、法律を知らない初心者にも分りやすいからです。
宅建業法とは宅建業を営む時の注意事項のことです。「宅建取引主任者とは」、「事務所の開設について」、「業務上の規則」などなど、みなさんが開業する時に守らなければいけない規則をまとめたのが宅建業法です。

本試験の出題では、この分野にもひっかけ問題は出題されますが、それも暗記を問うものであって、理論的なひっかけはまずありません。3つの分野でいちばん力を注ぐべきはこの宅建業法でしょう。頭に入りやすくて得点源になる分野ですので、まずはここから固めて自信をつけてほしいと思います。

権利関係

「権利関係」を2番目の攻略ターゲットにしましたが、実は宅建の試験勉強でいちばん難しいのがこの権利関係です。「難しいのはいちばん後回し」にしたいところですが、そうはいきません。難解なものほど、なるべく早いうちに対策を立てておく必要があるのです。

権利関係の問題で満点を取れる人はおそらくいないはずです。みなさんも何問かは落としてしまうでしょう。ここのところが大事で「何問までなら落としてもいい」という見極めをつけられるようになってほしいのです。宅建の試験は50問中35問正解でほぼ合格できますので、かりに勉強が追いつかなくて権利関係で4~5問を落とてもまだ大丈夫です。

権利関係の出題では「制限行為能力者制度」、「意思表示」、「無効・取り消し」、「物権一般・所有権」、「多数当時者の債権」ほか、多様なテーマの出題がなされています。論理的な思考を問う問題が多く、テキストを読んでいてもすんなり頭に入ってこない個所が多いはずです。
このあたりのことを過去問の出題数と兼ね合わせて考えて、難しそうなところは思い切って捨ててしまうか、少なくとも勉強を後回しにしてほしいのです。それが権利関係に2番目に手をつけることをお薦めする理由です。

法令上の制限

法令上の制限とは、宅建業法上の「重要事項の説明」対象である「都市計画法、建築基準法
その他の法令に基づく制限で政令で定めるものに関する事項の概要」を言います。かみくだいて、「土地の利用に関する法律上の制限」と覚えてください。この分野の学習の特長は、暗記する項目が非常に多いということでしょう。ですから決して簡単な科目であるとは言えません。

しかし、暗記科目は費やした勉強時間に比例して得点率も高くなります。毎回50問中10問くらいはこの法令上の制限から出題されています。他の受験生と差別化を図るうえでも重要な科目ですので、しっかり覚えてください。

以上の話を整理してみますと、「宅建業法」と「法令上の制限」が得点源科目ということになります。いちばん難しい「権利関係」の勉強で何を捨てるかを計算しながら、合格安全圏の37~38問を正解できる学習を進めましょう。

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